子どもには英才教育より「好き」を伸ばせる環境を

子どもの将来のことを考えて、毎日いろいろなおけいこに通ったり、その年齢よりも少しだけ先の勉強ができるような先取り学習のようなことをしたり。

日本における幼児教育のあり方は、私たち親世代が子どもの頃と比べても随分と忙しいものとなってきたように感じます。

同じアジアの中でも日本だけではなく、香港や上海、インド、中国、韓国、どの国も経済が発展してくるにつれて、教育に対する取り組みも日本同様、より低年齢のうちから激戦が繰り広げられるようになってきているようです。

そんな幼児期からの教育について、上海の名門校の校長が注意を促している、という記事を見つけましたので、シェアしたいと思います。

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「早期英才教育」は時間の浪費!?

AFP BBニュースより引用>

名門校校長:「早期英才教育」は子供の時間の浪費にすぎない

「将来、苦労しないために」「良い(お金に困らない)職業に就けるように」。そんな親の願いが度を越してしまい、幼児の頃から教育に力を入れている熱心な親御さんもいらっしゃいます。

早くから「勉強」を初めて、厳しい受験にも勝ち抜くことができるように準備をする。有名校に入るための受験は早ければ小学校入試の段階で始まります。そのために、入る幼稚園を選ぶ段階からリサーチを始める。

礼儀作法のおけいこ教室や、面接対策専門のスクールなどの看板もちらほらと見かけるようになりました。

この流れは上海や香港でも色濃いようです。

以前、香港で知り合った女性が、香港の教育制度の苦しさを話してくれたことがありました。

学校生活には二度と戻りたくないと言っていたのが印象的でした。

確かに、香港や韓国、上海、中国の教育はかなりストイックで、子どもたちがその重圧と窮屈感に精神的な負担がかなり大きい、という話を何かの記事でも読んだ事があります。

ですが、この記事を読むと、その加熱する低年齢期からの幼児英才教育の苦労をあざ笑うかのような事実が書かれています。

小学生の頃から平々凡々で、塾にも通っていなかった男子生徒が米国のハーバード大学に合格した。

「どの科目においても成績は中の中。リーダーシップなども特になく、のんびりと成長してきた。そんな生徒が中学2年生になって突然数学が好きになり、毎日暇さえあればドリルを解いて、解かないと落ち着かないようになった。…(略)」

以前、別の本でも読んだことがあります。
幼稚園は年長さんの1年だけ、公立の小中高等学校に在学中は塾に通ったこともなく、お母さんも学校の宿題は答えを丸写しすることを奨励していた。ただ、幼少期から家庭学習で英語に触れることとバイオリンの習い事だけは続けていた、というお嬢さんが、ハーバード大学に合格したそうです。

「子どもにとっては興味があるものが一番なのです。興味のわかないうちに詰め込もうとしても、時間の無駄でしかない」

記事中にもある通り、子どもは「興味のあること」には、ものすごい「集中」と「反復」「吸収」をしていきます。

それが、数学だったり、英語だったり、バイオリンだったりしたのが先ほどの例に出てきた子どもたちで、記事中には他の例も出てきます。

どの子にも成長していく段階で何かを「やってみたい」「好き」と思えるものや、「ハマる」ものが出てくるのだと思います。

その「やってみたい」「好き」という気持ちが強い時に、思いっきりそれに取り組ませてあげることで、その子が持っている「可能性」を引き出してあげることができるのかもしれません。それをサポートするのが親の役目だとも思います。

やってみて、たとえそれが伸びないうちに興味がそれてしまったり、自然消滅してしまったり、はたまた嫌いになってしまったら、どんどん次へ行けばいいと思います。無理して続ける必要はない。

興味のあるうちにその経験をたくさん積むことができれば、少なくともその事に関してはもう「経験済み」で、どんなものだったのか、それを自分がどう取り組んでどう感じたのか、という「結果」が出ます。

「結果」を出せることは、それがどんな「結果」であっても、時間をかけてわかった事がある、自分の中に積み上がるものができた、つまり時間の無駄には決してならないというわけです。

逆に、中途半端にやりたい時期にやらせずに通り過ぎると、その「結果」がないのでいつまでもやっぱり中途半端に気持ちが残って行ったり来たりするんだと思います。さらに「抑圧感」から「諦め」を覚える。

それこそ時間の無駄。

隠れてコソコソやるようになるかもしれません。

親にダメと言われてもやめられなかった事、私たちだって経験がありますよね。

単純な例をあげると、友達に借りたコミックを読みたいけど、宿題してから!と言われて、でも我慢できずに、親が見てないのを確認しながらこっそりコミックを読んで、親の気配を感じたら急いで隠して宿題してるフリしてみたり……ありますよね〜?

その時にやってた宿題とか、身になった覚えありますか??

「好きなこと」を「とことん」やらせる

記事の最後にこんな言葉があります。

「子どもへの教育や手助けは、言葉だけでなく実際に行動に移すことが必要。子どもたちに好きなことをさせるチャンスを与え、それにとことん付き合うことが大切だ」

「やりたい」という気持ちを満たしてあげないと、そのうち「やりたい」と言えない、または「やりたいこと」「好きなこと」が見つけられない、好奇心や物事に対して関心を寄せることができなくなってしまいます。

それは決して子どものうちのことだけではありません。

多分、私たち親世代の中でも、そういう感覚がある方もいらっしゃると思います。

プロフィールの「趣味」欄を、迷わずに書く事ができますか?

とりあえず、「読書」とか「映画鑑賞」とか「散歩」とか書いてませんか?

何かにハマりたいと思うけど、見つけられなくて、誰かの趣味に乗っかったりしてみるけど、なんか違う。。

これを書いている私自身こそ、まさにそういう人間です。

無理やりにハマっている自分を作りあげてみたりもするけれど、心の底から湧き上がる気持ちがなかったり、それを1日中やっても苦じゃないとは思えなかったり。

本当に好きなことをやっている人って、それだけで1日でも2日でもできたり、時間を忘れて徹夜しちゃったり、その事について他の誰かに熱く語れたりしますよね。

誰かに語れるほどに好きなものがあると、そのことについてもっと調べたり、触れたりするので、問題解決能力だとか、トライ&エラーに負けない精神力だとか、そういうものが苦痛なく身につけていく事ができると思います。

それが身につかないまま大人になって、年齢を重ねていくと、自分1人で何かに立ち向かって決断したりする時にも、その決定を裏付けるだけの自信がなく、いつもどこか不安で、なにか焦りを感じているものの、それを解決する手段も考えを深める事ができず、周りに流されがちだったり、自分の薄っぺらい人生に驚愕してしまう日が来るのです。

親ができることは子どものサポートだけ

子供より私自身の話になってしまいましたが、こればかりは、本当に私が後悔してきた事です。

だからこそ、子どもが「やりたい」「好き」ということは、大人がどんなにくだらないと思うようなことでも、なるべく気がすむまでやらせてあげたいと思っています。

今、4歳の娘は最近「アイドルごっこ」にハマっています。

リアルアイドルではなくて、プリパラなどアニメのアイドルです。

タッチペンをマイクがわりに、ダンスや歌を見よう見まね、聞いたままに歌って踊ってをひたすら繰り返しています。

面白いもので、だんだんとダンスもそれっぽくなってきたり、歌もちゃんと歌詞や音程があってきたり、完成度が上がってきているのです。

もう少し大きくなってきたら、また違うものに興味を示すのかもしれませんが、歌やダンスは身体を動かしたりして元気な証でもあるので、今はただ見守るのみ。DVDの再生係です。

これからも子どもの興味の芽を潰さないことだけは、信条として子育てしていきたいと思います!!

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