こんなことでいいの?2017子育てアワードに「こども宅食」

毎年、人気育児雑誌が中心となって、子育てにまつわるトレンド(ヒト・コト・モノ)を表彰している「ペアレンティングアワード」(=子育てアワード)。信頼性が高くタイムリーな情報を提供することで、日本のパパやママたちがより子育てを楽しみ、自信を持って子供たちと関われるような、子育て社会になることを目的としています。

2017年も「第10回 ペアレンティングアワード」の表彰が行われました。
>>>NHK NEWS WEB:ことしの子育てアワードに「こども宅食」

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「こども宅食」を知っていますか?

あまり聞きなれない「こども宅食」とは、東京都文京区が2017年10月から始めた新しい取り組みです。
これまで、「こども食堂」についてはニュースになることもしばしばあって、ご存知の方も増えてきたと思います。
どちらも、子どもの貧困対策を中心に据えた取り組みですが、「子ども食堂」は自らがそこへ出向かなければならないのに対して、「こども宅食」は、低所得世帯(児童扶養手当、就学援助受給世帯)にいる子どもたちの家に直接、無料で届けられます。
ダンボール約1箱分のその食料は、協力団体から提供された飲料やお菓子、レトルト食品など。NPO法人、企業、フードバンクなど6団体が協力しています。

「こども宅食」で「手の届く支援」を

関連記事:BuzzFeed News「食料を直接手渡す「こども宅食」は、「7人に1人が貧困」の子どもたちを救うのか」

上記の関連記事から引用します。

貧困状態にある子どもは、そもそも周りに現状を知られたくないがために「子ども食堂」にはやってこない、ということだ。本当に届けるべき子どもたちに支援が届いていなかったこの時の状況を、コンソーシアムの広報担当者は「暗闇の中で支援をしているような状態」と表現する。

これを解決するための手段が「宅食」だった。

人が訪問をして食料を「手渡す」ことができれば、子どもたちや保護者と直接コミュニケーションが取れる。そうすることで、それぞれの家庭が抱える状況を「見える化」することができると考えたのだ。

自らが「積極的に」利用しない限り届かない福祉サービスは、日本ではなかなか難しいのかもしれません。
それは周りの目が気になってしまうから。
逆を返せば、他人のことをあれこれを詮索したり干渉したりする性質が日本人に備わっていることを知っているからこそ、自分がその対象になるのを恐れて、本当は苦しくてもそれを外部にアピールして助けを請うことができない。

この性質からくる厄介ごとを避けられるようにと考えられた今回の「こども宅食」は、着眼点が現実をよく捉えているな、と思います。

本当は国が支援すべきでは? 運営資金は「ふるさと納税」の寄附金

この「こども宅食」、運営資金は「ふるさと納税」による寄付金とのこと。
今回の例で言えば、文京区という行政が運営をサポートする形で関わってはいますが、資金面では何かしら補助金がおりているとか、そういうことはないようです。

しかし、本来であれば、このような具体的に支援を求めている人に対して行われる事業についてはその働きが十分に行き渡り、ある程度の質を保っていくために盤石な資金体制が国に保障されてもいいのではないでしょうか?

先般、幼児教育の無償化とか、そういう話が出てきました。
優先すべきは、義務教育前の教育の支援ではなく、今日明日、食べることに困っているこどもたちを救うことのはずです。
衣食住が保障されるべきであることは、日本国憲法の「基本的人権」にさえ関わってくる話ではないでしょうか。

少子化の深刻さが叫ばれている昨今、まずは生まれてきたこどもたちが「食べる」ことに不自由を感じることなく、健やかに成長できること、その過程の中で、教育を施すこと、そして大人になって次の世代に生きる子供を産むこと。
そういったサイクルを確立することが、国を豊かにしていくことに繋がるのだと思います。

文京区から全国へ。「こども宅食」の拡がりを応援します

「こども宅食」を応援する方法はいくつかあります。

  • 食品の寄附をする
  • ふるさと納税で寄附をする
  • ボランティアに参加する
  • SNSで情報を拡散する

おそらくこの中で利用しやすいのは、ふるさと納税で寄附をする方法です。
豪華な返礼品で注目を集める「ふるさと納税」ですが、この「こども宅食」を寄附先とする場合には、その返礼品はありません。
代わりに集まった寄付金は「こども宅食」の運営に使われます。

ふるさと納税を利用して、「美味しい高級肉や魚介類を食べたい!」「珍しいフルーツが食べたい!」。
もちろん、それは素敵なことだと思います。
どうせ支払わなければならない税金をどのような形で自分にメリットのあるようにフィードバックさせるか、その選択権はそれぞれの個人が自由に行使して良いのです。

ですが一方では毎日の食事を安心してお腹いっぱい食べることができずにいるこどもたちもいます。
そんなこどもたちを抱えて、自分で自分を責めている親御さんがいます。

まずは一度、この「こども宅食」プロジェクトの公式ホームページなどでその活動と、現実を見て知ってください。

公式ホームページ>>「こども宅食」

そして、現代において最も手軽に情報を共有することができる、TwitterやFacebookなど、SNSで情報を拡散することも大きな支援となります。
小さなことですが、まずはたくさんに人々に、この「こども宅食」プロジェクトを知っていただくことが大切です。

このプロジェクトがもっと日本全国に広がって、たくさんのこどもたちが毎日笑って、お腹が膨れるような食事ができるよう、何らかの方法で応援していきましょう!

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