【待機児童問題】保育園に入れる「理由」を考えてみた

まずはじめに、今回は保育園問題と子育てに絡んで、私自身がいろいろなニュースやネット記事、SNSでの書き込みなどを読んでみて個人的に頭の中で考えていることを書きたいと思います。
もちろん、それぞれのご家庭や個人で思う事や方向性があると思いますので、一概に何が正しいとか正しくないとか、そういった批判的なことをする意図は全くありません。
ただ、子を持つ親としての考え方のひとつとして受け止めていただけたらと思います。

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本当は保育園に入りたいわけじゃないママたちもいる

待機児童問題が社会問題として大きく扱われるようになったここ数年。
保育園の入園審査結果が送られてくる2月になると、合否についてSNSでも大きな話題になっています。

保育園に子供を預けたい理由は、ほとんどがママさんの「職場復帰のため」で、当然、産休や育休に入る前から職場復帰が決まっているから。

そういう事実というか流れの中での「保育園への入園希望」って、ママさんの本心もちゃんとそこにあるなら良いと思うんですけど、本当のところはみんなどう思っているのかな、とちょっと疑問に思うのです。

というのも、先日こんな記事を見かけました。

保育園からの不合格通知に「ほっとした」ママたちの話です。

「保育園落ちてもいい」親たち。待機児童の一方で「不承諾通知」歓迎と内定辞退続出の訳

激戦になっている保育園の入園問題は正確には「認可保育園」への入園について。

認可保育園は費用面や安全面において行政のお墨付きですから安心感があるというのもわかります。

ただ、一方で紋切り型のところもあって、申込時に申請した通りでなくてはならない。
週何回、何時間あずけるとか、いつから仕事に復帰するとか。

だけど、子育てって、やってて思うのですがママにとっては「自分のことでありながら実は8割方は自分のことじゃない」と思いませんか?

たった1日のタイムスケジュールだって、全てがママの思い通りにいくことなんて、1週間のうち何日あるか、というくらいいレアだと思います。

たいがい、大小の程度の差はあれど、何かがおきる。

昨日はできたことが今日はできない、さっきは喜んでやったのに今はぐずっていやがる、またその逆もある。

子どもは頭の中がいつもフル回転してて、制御が効かないから全てを能動的に行動していると思います。
だからこそ、他人の都合なんてほとんど考えられない。

そんなこどもをそれでもどうにか誘導しながら「大人の予定」に合わせて行動させるのが、どれだけ大変か。

4歳くらいになってくれば、会話もほぼまともに成立していますし、話して理解してもらうこともやりやすくはなります。

でも、問題になっている「保育園に入れる入れないか」の時点って、大抵が1歳、早ければ6か月くらいから入園を希望する場合もありますよね。

それくらい小さいとまだまだ自分の考えというか感情のままに行動することがすべてなので、大人の都合なんて理解できるわけがないと思います。

それがつまり「自分のことじゃない」部分

いくらママが「〇時までにコレとアレをやって、そのすきに△△したら、〇時には出発できる!」とシミュレーションしたところで、その通りにはいかない。

自分ひとりのことなら、当然大人ですから、時間とタスクの管理くらいできます。
それは「自分のこと」だから。

ママが出勤前に子供を保育園に預ける、ということは、時間までに準備を整えて(もちろん子供も、自分も)、保育園に送り届けたらきちんとバイバイして、そして職場に遅刻しないように到着しなくてはならない。

それを週5日。

客観的に考えると、なかなかのハードモードだと思います。

本当はみんなもっとゆったりと子育てしたいんじゃないかな?

例えばキャリアのために長い間休んでなんていられない!という女性もいると思います。

でも、実際のところ、それほどまでの人ってどれくらいいるのか。

想像にはなりますが、多くは「生活の必要に迫られて」の職場復帰のような気がします。

少なくとも、私の知る限りでは、日々の生活と将来への金銭的不安から仕事を続けざるを得ない、とか、子育てがひと段落した頃には雇ってもらえるところがないかもしれない、という不安から、多少無理をしてでも職場に戻らなければならない、と考えているママ達がほとんどです。

そういう気持ちでの職場復帰を決めているからこそ、前出の記事にあるように「不承認通知」という免罪符を得ることで合法的に職場復帰のタイミングを遅らせる、という手段に出るママたちが現れてくる。

戻れる職場を失いたくはない、だけど戻るまでにもう少し時間があったらな、と考えれば自然な流れだと思います。

こどもの成長を見逃さないで

こどもの成長ってほんとうに一瞬で、1歳を迎えるあたりから3,4歳頃は一番見ごたえがある、と実感を持って言えます。

その時期を、一日の多くの時間を保育園に預けることで、大切な成長ポイントを見逃してしまうことだって大いにあると思うのです。

こどもが何かをできるようになったり、いつもと違うことをしはじめたり、そういう「変化」は急にやってくる。

四六時中離れないというわけにはいきませんが、一日の大半を親子別々で過ごすのか一緒に過ごすのかによって、その「変化」をキャッチできるかどうかの確率も変わってくるのです。

子育ての喜びって、そういう変化をたくさんキャッチして、成長していく姿を見届けることにあるんじゃないかな、と私は思います。

それがあるから、子育てってがんばれるし、その子のどんなところを伸ばしてあげようとか、どんなところをもうちょっとがんばれるようにしてあげようとか、そういう事が広がっていって、それが親子のコミュニケーションにもつながる。

保育園で得られることもたくさんあると思います。

お友達との関係や団体行動で社会性を身に着けるとか、お家ではやらないような遊びや体験ができたりとか、自分の身の回りのことができるようになったりとか。

でも、それらは「保育園でなければできない」ことではないと思います。

公園や大型ショッピングモールなどにいけば、お友達と出会って一緒に遊んだりできます。しかも、異なる年齢のお友達とも遊べます。

遊びや体験ができるイベントも各地で開かれているので、情報収集さえ心がければ、おでかけすることも。

身の回りのことはママが根気よく教えてあげましょう。突然いろいろできるようになったりします。

ただ、ここで問題点もあります。
それは、ママが育児に疲れてしまう可能性があること

ママがストレスに飲み込まれないために

出産前の社会人生活が充実していればいるほど、出産後の生活に感じるストレスが高まる時期がきっときます。

それは前述したとおり、「自分のことでありながら実は8割方は自分のことじゃない」ことにストレスを感じてしまうからです。

要領よくいろいろな仕事をさばいていた経験があるほど、そのストレスに陥りやすいと思います。

思うように事が進まない、しかもなかなか意思の疎通がうまくできない、どうしてほしいのか、どうしたらよいのか、全てがトライ&エラーのバグ出しのような日々。

そういうストレスがら脱却したくて、早めに保育園に入れることを考える気持ちもわかります。

でも他にも解決策はあって、 一時保育の利用や、保育士さんがいるキッズカフェもありますし、最近ではベビーシッターをお願いすることだってできる時代になりました。

一時保育も、保育園や幼稚園、保育室のようなところ以外にも、地域の元気なおじいちゃんおばあちゃんのお家で預かってもらえる制度もあるようです。

ベビーシッターも日本ではあまり一般的ではない風潮がありましたが、徐々に、もっと気軽に利用できて副産物的なメリットも兼ね備えたサービスを提要してくれるところもあります。

こういったサービスを上手に利用してママのストレスも時々解消してください。

ママがストレスを感じているときは、こどもも何かしらその影響でストレスを感じてしまうこともあります。

お互いのリフレッシュのためにも、そういう時間も必要だと思います。

ママも新しい働き方を考えてみる

もし可能ならば、そういった短い時間でこどもを誰かに見てもらえている間に、小さな仕事を始めてみることもできます。

今では職場に行って働くことだけがすべてではありません。

インターネットをつかって、出勤せずとも仕事を請け負うことだってできます。

Lancers(ランサーズ)』や、『CrowdWorks(クラウドワークス)』『Bizseek
』などには「子育て中のママ歓迎!」といった見出しのお仕事がたくさんあります。

たしかに、いきなりまとまった固定給を得ることは難しいとは思いますが、継続していくことで、少なからずのお小遣いになったりもするので、ママ自身が自由に使えるお金にしてみたり、もちろん家族のために時々外食したりするような生活費の足しにしてみたり、ということは可能だと思います。

短い時間で少し働いて、少し稼ぐ。
そういうちょこちょこと隙間を縫う感じが、子育て中のママにはちょうど良い気がします。

社会とのつながりを持ちつつ、子育てもあきらめない。少しの工夫と勇気さえあれば、それが叶う時代です。

どこかに収入源となる場所があって、子どもの成長を見届けられて、そして時々はストレスも解消して。
私が考える理想的な姿はそこにあります。

「子育て」x「仕事」の選択肢はたくさんある

私が考えている以上に、世の中のママさんたちこどのこどもを保育園に入れたい「理由」はもっと多岐にわたっているのかもしれません。

今の時代、働き方もこどもを預けるサービスも、選択肢はたくさんあって、どの選択をしていくかはひとつのラインでは測れないもの。

だからこそ、どんな風にこどもと関わっていきたいのか、どんな風に社会とつながっていくのか、何を優先すべきか、そういった複合的な視点からなるべく自分の理想に近づけることのできる選択をしていくべきであって、「妊娠したら産休・育休をとって、その間に保育園きめて、1年後には職場に戻る」という「通例」にとらわれすぎてしまわないように気を付けなくてはならないと思います。

そういう紋切り型の時代からはすでに変わってきていることを、ママたち自身も柔軟に受け入れていけたら、この殺伐とした凝り固まった「保育園問題」にも少しは解決の糸口がみつかるのかもしれません。

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