『【独身税】「かほく市ママ課の提案」報道』に感じる違和感

こんにちは!

今回はちょっと気になるニュースについて取り上げたいと思います。

2017/8/30付の北國新聞の記事がきっかけとなって波紋を呼んでいる、「独身税」について。

事の発端は、ざっくり言うと、「かほく市ママ課」と財務省の方の意見交換の場で、『独身のときよりも子育てしてるほうがお金がかかるから独身者から税金とって、そのお金で援助してくれないか」的な発言があって、それに対する財務省の方の発言の中に「独身税」という言葉が出てきた、ただし特に具体的に進んでいるわけではないけど。」という話。

このことが波紋を呼んで、当然ながらネット上でも話題になったり(というか炎上?)したようです。

そして、その炎上の火消記事も出てきている、という状況です。


これに対する私の意見ですが。

まず、1つ目のポイントは、そういう具体的な発言があったかどうかは別として、「独身税」という発想が少なくとも存在しているということに恐怖を覚えます。

その課税基準は何ですか?

結婚してるかどうか?

結婚って、個人の選択の自由ですよね?

しかも子育てしてる人が結婚してるとは限らないですよね?

バツイチ、死別によるシングル家庭には寡婦制度を用いれば良いのかもしれませんが、じゃあ未婚のシングルはどうなるんでしょうか?

父親母親が揃っていても未婚のパートナーシップで暮らしている場合は?

結婚していたって子どもを産まない選択をすれば、共稼ぎで十分な収入を得ている場合だってありえますよね?

これだけ家族のありかた、それにとどまらず個人の人生の生き方、選択にいろいろなバリエーションがでてきて、でもそれは日本に限ったことではなく、世界的にその流れがある中で、言い方は乱暴ですが、たかが紙切れ1枚出てるかどうかを基準に税金の徴収をしようだなんていうことは、現状にそぐわない非常に時代遅れというか、おかしいと思います。

ポイントその2
そもそもこの問題、炎上ポイントは「独身税」というキーワード、そして『既婚(子育て家族)VS独身』の構図だと思いますが、

よーーーーく考えてみてください。

意見交換会の冒頭に、財務省側から、国の財政状況の説明があって社会保障費という名の増税もありうるという見通しが発言されていますよね。

かほく市ママ課のみなさんが言いたかったことは、

「これ以上税金なんて払えるわけないだろーーーー!!ε=ε=(怒゚Д゚)ノ」

じゃないですかね??

それをなんだかうまいこと話の方向性がすり替えられて(?)、妙な対立構造がつくりあげられた的な感じに思えます。

財務省的には国の財政状況的に社会保障費増やさないとって話なんでしょうが、その社会保障費ってどこに使われてるんでしょうね?

高齢化社会が進んだからだって言う話もありますけど、その高齢者だって、年金もらうようになったって健康保険料払うんですよね?しかも窓口負担あり。

で、しかも今現役の子育て世代にしてみれば、将来自分たちは年金もらえないんじゃないか?って心配してる人も結構な数でいる。(え、払い損??)

そして、景気は良くなってきてるっていうけれど、本当にそうなんでしょうかねぇ。。。。。
私個人的にはまったくそんな風に思えませんが。。

給料が増えたっていう話もあまり聞きませんし、どちらかというとみんなお金を使わなくなったような気がします。

それなのに、野菜とか食料品をはじめとして「生きていくために必要な生活にかかせないモノ」の値段はなんか高くなってる気がします。

これは、それこそ主婦が一番実感しているでしょうし、独身であっても感じられる部分だと思います。

だから、家計を把握している方が集まった「ママ課」のみなさんが「これ以上、ウチの家計からは絞れない!お金がかかることいっぱいあるんだから!」と思うのも当然のこと。

独身だろうが、子育て世代だろうが、高齢者だろうが、みんなそれぞれに生き方があって、生活があって、がんばって働いたお金を自分たちの人生を豊かにするために使いたいんです!

それなのに、「国がピンチですから」って社会保障費という名目で国民の負担を義務として課せられて払わざるをえない。

でもその割に、その払った対価の実感が薄い。

そりゃあ、他の方法にしてほしいって意見もいいたくなりますよ。

しかも、それに対して財務省側は何も方向性やらの話もしていないと。
増税をちらつかせる話はしても、それに対する意見を言われて何も返していないって、、、、それって「意見交換会」なんですかね。。

「独身税」に触れたかどうかを気にしすぎて、余計なこと言ってしまった感じが否めません。。

奇抜な言葉に惑わされてしまわないように、私たちは生活者としてのアンテナをしっかりはっていないといけませんね


以下に今回のブログ記事を書くにあたって参照したニュース記事を転載させていただきます。
省略や、色文字は私が指定がしたものです。

■2017/8/30 北國新聞
かほく市ママ課「独身税」提案 財務省主計官と懇談

≪転載開始≫
子育て中の女性でつくる「かほく市ママ課」と、財務省の阿久澤孝主計官(元石川県総務部長)の意見交換会は29日、かほく市役所で開かれた。ママ課メンバーは「独身税」の創設や医療費削減に関する思いを伝えた。

ママ課は市のプロジェクトの名称で、30〜40代の女性7人が参加した。メンバーが「結婚し子を育てると生活水準が下がる。独身者に負担をお願いできないか」と質問したのに対し、阿久澤氏は「確かに独身税の議論はあるが、進んでいない」と述べた。課員はこのほか、健康な高齢者が多い自治体では税負担を下げる仕組みの導入や、たばこ税増税などを提案した。

冒頭、阿久澤氏が国の財政状況や社会保障費が増える見通しを説明した。「北陸財務局キャラバン」の一環として企画された。

≪転載終了≫

■2017/9/1 HUFFPOST
独身税とは?「かほく市ママ課の提案」報道に反発広がる

≪転載開始≫

・・・(前略)
独身税の提案は、一般市民と官僚の意見交換会の席での発言に過ぎなかったが、ネット上では独身税というパワーワードをめぐる議論がヒートアップした。

結婚という個人の選択を納税基準にするのは迫害行為」「結婚したくても出来ないのに」「シングルマザーにも課税するのか」「同性愛者にとっても失礼じゃないか」などと憤る声が続出した。
・・・(後略)

≪転載終了≫

■2017/9/1 キャリネコニュース
「独身税の提案はしていない」 かほく市ママ課が炎上、関係者は発言否定

≪転載開始≫
・・・(前略)
同市の担当者は、キャリコネニュースの取材に対して「参加者から『独身税』の要望があったわけではない」と説明した。

” 意見交換会に出席された財務省の阿久澤主計官から、国の借金や財政の状況について説明があり、増税についても検討しなければならないというお話がありました。そうした流れの中で参加者から『高齢者は経費の負担が大きい。子どもを持つ世代も、子育てにお金が掛かったり、家を建てるのにお金が掛かったりする。負担の大きさが世代や家族構成によって違う』という趣旨の発言がありました ”

あくまでも「世代や家族構成によって、必要な経費が違う」という話が出ただけであり、単身世帯に負担を求めたわけではないという。、担当者は、「『独身の方の税金を増やしてほしい』ですとか、『独身の方は経費が掛からない』といった旨の発言はありませんでした」と重ねて釈明した。

財務省主計局の阿久澤孝主計官も、「『独身税』の導入というような話はしていない」と弁明した。

参加者の方から『独身でいるよりも家族でいる方が負担が大きくなるのは何とかなりませんか』という旨の質問があったと記憶しています。その質問に対して、私の方から『家族がいる場合は、配偶者控除や扶養控除があり、税の負担が軽くなっています。また児童手当などの給付もあります。むしろ独身ですとこのような控除がなく、税負担が重くなります』という現状をお話ししました。その上で、このような現状をどのようにしていくのか、さらに負担の軽重を見直すのかについては特にお話ししていません
阿久澤主計官が「確かに独身税の議論はあるが、進んでいない」と発言したと報じられていたが、「『独身税』という言葉は使っていない」とのことだった。

≪転載終了≫

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